規格番号:ASTM D1000
タイトル:Standard Test Methods for Pressure-Sensitive Adhesive-Coated Tapes Used for Electrical and Electronic Applications
電気および電子用途に使用される感圧接着剤被覆テープの標準試験法
1.1 この試験方法は,電気絶縁体として使用する感圧接着剤塗布テープの試験方法を対象とする。これらのテープは,次のように分類される。
1.1.1 クラス1 – 次のような材料からなる非エラストマーバッキング。
紙、フラットまたは折り目付き
布、非コーティングまたはコーティング。
セルロースエステルフィルム
ポリエチレンテレフタレート(ポリエステル)フィルム
フルオロカーボンポリマーフィルム
複合フィラメントフィルム
ポリアミドフィルム
ポリイミドフィルム、および
これらの組み合わせ
1.1.2 クラス2-高い伸縮性と大きな回復力の両方を特徴とするエラストマー製バッキング。これらのバッキングは、以下のような材料で作られている。
塩化ビニルとその共重合体。
塩化ビニリデンおよびその共重合体、および
ポリエチレンとその共重合体
1.2 クラス1及び クラス2 のバッキングの積層板は、クラス1 の試験方法に従って試験する。
1.3 手順は、以下に示すセクションに、アルファベット順に記載されている。
Adhesion Strength to Steel and Backing at Room Temperature | 46 – 53 |
Adhesion Strength to Steel and Backing at Low Temperatures | 46 – 53 |
Bond Strength After Solvent Immersion | 110 – 115 |
Breaking Strength and Elongation at Room Temperature | 37 – 45 |
Breaking Strength and Elongation at Low Temperatures | 37 – 45 |
Conditioning | 6 – 8 |
Curling and Twisting | 140 – 146 |
Dielectric Breakdown Voltage | 83 – 90 |
Effect of Accelerated Aging on High-Temperature Tapes | 97 – 103 |
Flagging | 66 – 76 |
Flammability | 104 – 109 |
Hazards/Precautions | 3 |
Insulation Resistance at High Humidity | 91 – 96 |
Length of Tape in a Roll | 28 – 36 |
Oil Resistance | 116 – 122 |
Puncture Resistance | 123 – 128 |
Resistance to Accelerated Aging (Heat and Moisture) | 129 – 139 |
Sampling | 4 |
Specimen Preparation | 5 |
Thermosetting Properties | 77 – 82 |
Thickness | 21 – 27 |
Unwind Force at Room Temperature | 54 – 65 |
Unwind Force at Low Temperatures | 54 – 65 |
Width | 11 – 20 |
注1:本手順は、上記の場合を除き、クラス1及びクラス2のテープに適用される。
1.4 この規格は、火災試験対応規格である(第104項参照)。
1.5 特に断りのない限り、SI単位で記載された値を標準とする。測定値の後に括弧でインチポンド単位または英語単位の値が続く場合、2番目の値は概算値である可能性が高く、それは情報提供のためだけのものである。最初に記載された値が好ましい単位である。
注2:これらの試験方法は,IEC 60454-3 と類似しているが,細部において異なる場合がある。
1.6 この規格は,その使用に関連する安全上の懸念事項(もしあれば)をすべて取り扱うことを意図したものではな い。使用前に適切な安全衛生習慣を確立し、規制制限の適用性を判断することは、この規格の使用者の責任である。特定の危険有害性については、第 3 章を参照してください。
1.7 この国際規格は,世界貿易機関(WTO)の貿易障壁(TBT)委員会が発行した「国際規格,ガイド及び勧告の 開発のための原則に関する決定」で定められた国際的に認められた標準化に関する原則に従って開発され たものである。
http://www.astm.org/cgi-bin/resolver.cgi?D1000