意義と用途
5.1 熱電対の使用者又は製造業者にとって、この試験法は、使用前に材料の起電力-温度特性を検証する手段を提供する。
5.2 この試験法は、基準として使用するためにサーモカップルを較正するために使用することができ、又は購入され、組み立てられたサーモカップルのバッチを表すサーモカップルを較正するために使用することができる。
5.3 この試験法は、商業用、軍用又は研究用に要求される仕様E230の表又はその他の特別仕様の温度公差に対するサーモカップル材料の適合性を検証するために使用することができる。
適用範囲
1.1 この試験法では、基準温度計との比較による熱電対の校正のための原理、装置及び手順について説明する。校正は、約-195℃から1700℃(-320°Fから3100°F)までの全体的な範囲内で、個々の熱電対の種類に適した温度範囲にわたって行われる。
1.2 一般に、この試験法は未使用の熱電対に適用される。この試験法は、標準的な較正技術によってその影響を特定または定量化することができない-での潜在的な材料の不均一性のために、使用された熱電対には適用されない。大-直径の熱電素子を有する熱電対およびシース付き熱電対は、熱伝導損失を制御するために特別な注意を必要とすることがある。
1.3 この試験法では、温度のすべての値は、1990年の国際温度スケールに基づいている。ガイドE1594参照。
1.4 この規格は、その使用に関連するすべての安全上の懸念(ある場合)に対処することを意図するものではない。適切な安全、健康及び環境の慣行を確立し、使用前に規制上の制限の適用を決定することは、この規格の使用者の責任である。
1.5 この国際規格は、世界貿易機関の貿易の技術的障害(TBT)委員会が発行した国際規格、指針及び勧告の策定のための原則に関する決定において確立された、標準化に関する国際的に認められた原則に従って策定された。