意義と用途
4.1 この試験法は、試験条件下での玉軸受からの水のウォッシュアウトに対するグリースの耐性を推定する。フィールドサービスとの相関は確立されていない。
適用範囲
1.1 この試験法は、38°C及び79°C(100°F及び175°F)で規定された実験室条件下で試験した場合の、ベアリングからの水によるウォッシュアウトに対する潤滑グリースの耐性の評価を対象とする。これは、使用評価試験と同等とはみなされない。精度及びバイアスは、研究報告書(セクション10参照)のNLGI 3から0グレードのグリースを用いて決定された。
1.2 この試験法は、揮発性の高い成分を含む一部のグリースには適さない場合がある。この試験法は、サンプルの蒸発を考慮しようとするものではない。サンプルの蒸発が、要求される乾燥温度での質量損失に大きく寄与するかどうかを決定するのは、使用者の責任である。
1.3 SI単位で記載された値は、標準とみなされる。SI単位の後の括弧内に記載された値は、情報としてのみ提供され、標準とはみなされない。
1.4 この規格は、その使用に関連するすべての安全上の懸念(もしあれば)に対処することを意図するものではない。適切な安全、健康及び環境の慣行を確立し、使用前に規制上の制限の適用を決定することは、この規格の使用者の責任である。具体的な警告の記述については、6.3を参照。
1.5 この国際規格は、世界貿易機関の貿易の技術的障害(TBT)委員会が発行した国際規格、指針及び勧告の策定のための原則に関する決定において確立された、標準化に関する国際的に認められた原則に従って策定された。