規格番号:ASTM D2240
タイトル:Standard Test Method for Rubber Property—Durometer Hardness
ゴム特性 – デュロメータ硬さの標準試験法
意義及び用途
4.1 この試験方法は、指定された条件下で特定タイプの圧子を材料に押し込んだときの貫入に基づ いている。圧子硬度は貫入に反比例し、材料の弾性係数と粘弾性挙動に依存する。圧子の形状や加える力が測定値に影響するため、あるタイプのデュロメータで得られた測定値と、別のタイプのデュロメータや硬さ測定に使用する他の機器で得られた測定値との間には単純な関係は存在しない。この試験方法は、主に管理を目的とした経験的な試験である。この試験方法で測定された圧痕硬度と試験された材料の基本的な特性との間には、単純な関係 は存在しない。規格の策定を目的として、1.1 で述べた材料以外の材料には試験法 D785 を使用することが推奨されます。
適用範囲
1.1 この試験方法は、デュロメータと呼ばれる 12 種類のゴム硬度測定器を対象とする。また、熱可塑性エラストマー、加硫ゴム(熱硬化性)、エラストマー材料、セル状材料、ゲル状材料、及び一部のプラスチックに分類される物質の押込み硬さを測定する手順も説明する。
1.2 この試験方法は、他の圧痕硬度法及び装置タイプ、特に試験方法 D1415 に記載されているものと同等ではない。
1.3 この試験方法は、コーティングされた布地の試験には適用されない。
1.4 質量、力、または寸法の測定に使用するすべての材料、機器、または装置は、国立標準技術研究所、またはその他の国際的に認知された組織へのトレーサビリティが並存しているものとする。
1.5 SI 単位で記載された数値は、標準とみなされるものとする。括弧内に記載された値は,情報提供のみを目的としている。SI 単位で示された寸法の多くは、1975 年のメートル法変換法以前に存在した計器、実務及び手順に対応するため、米国慣習法から直接変換されたものである。
1.6 この規格は、その使用に関連する安全上の懸念事項(もしあれば)をすべて取り扱うことを意図したものではありません。適切な安全、健康、および環境対策を確立し、使用前に規制制限の適用性を判断することは、この規格の使用者の責任である。
1.7 この国際規格は、世界貿易機関の貿易の技術的障害(TBT)委員会が発行した「国際規格、ガイド及び勧告の 開発のための原則に関する決定」で定められた国際的に認められた標準化に関する原則に従って開発 されたものである。